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第14章 　 　　 　　

「……～～っ　な……っ」

　タータンチェックのミニスカートの下。

　ぬらぬらと濡れそぼった剛直を凝視し絶句する兄を、妹はにっこりと振り返る。

「ふふ❤」

「……ヴィ、クトリ……ア？」

「あのね、いつもと同じじゃ、つまんないかな～と思って」

「え？」

　微かに眉を寄せる匠海を見下ろしながら、ヴィヴィは腰を跨いで前向きへと座り直す。

　そして何を思ったのか、己の蜜でべとべとのそれを両手で包み込んだ。

「すごい、こんなに硬いんだね」

　掌を押し返す皮膚一枚を挟んだ　その下の硬度に、興味津々の妹に対し。

「……っ　ああ、ヴィクトリア……っ」

　緩慢な刺激に首を振り苦しそうな兄。

「ん？　もっと強く握っていい？」

「もっと……。そう。ああ、いいよ……っ」

　ぬちぬちと粘つく肉棒を上下へ扱き上げれば、イク寸前だった兄は早々に息を荒げ始め、

　そして、咄嗟に先端を覆った妹の掌の中、数日ぶりとなる吐精に至った

「ひゃっ　……わぁ、熱い……」

　常は膣内で受け止める兄の慾は、より神経の密集する手で受け止めると更に熱く感じて。

　驚きながら　しばしそれを見つめていたヴィヴィは、

　全く衰えを見せる気配の無い陰茎に、白くてトロトロした精液を塗りたくり始めた。

「……ヴィヴィ……？」

　満足げな吐息の合間、不思議そうに妹の名を呼ぶ兄の声。

　それを耳にしながら腰を浮かせたヴィヴィは、白く濁った粘液を纏った肉杭を、ゆっくりと己の中に沈めていく。

　まだ中で射精していなかった兄からしたら、自分で精液を塗り広げた凶悪なモノを嬉しそうに受け入れる妹の姿は、途轍もなく扇情的に映ったらしい。

　スカートのポッケからハンカチを取り出し、汚れた掌を拭おうとする妹の腰を掴み上げた匠海は、狂った様に下から突き上げてきた。