この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第2部
第14章        

「――っ!? ヴィ……っっ」

 やっと中でたっぷりと吐精出来る。

 そう思ったであろう矢先に、再び悪魔の如き仕打ちをしてくる妹に、

 兄はとうとう限界に達したらしく、仰向けの状態から ぐるりと半身を捩ってしまった。

 両膝を付いた股の間。

 悶絶する匠海を見下ろすヴィヴィの顔に、あまりにも無邪気な笑顔が浮かぶ。

 すんでのところで突き放された鈴口からは、トロトロと透明な先走りの蜜が滴っており。

 それを隠す為か、はたまた辛くて自分で慰めようとしてか。

 両手で己の陰茎を覆った兄を、妹の細い手が止めさせた。

「うふふ、なんか可愛いの❤」

「……~~っ」

「6個も下の妹に弄られて悶える、大企業の社長候補か……。ふふ、形無しね?」

 広い背中の後ろに身を横たえた妹は、背後から片腕を伸ばし、硬く熱いそれを掌に包み込む。

「ヴィク……ト、リア……っ」

 ぬちゅぬちゅと卑猥な音を立てていた精液は、徐々に粘度を失いサラサラになっていき。

 血管の浮き出たゴリゴリとしたそれは、意地悪しないで今すぐ己の中に導いてあげたくなるほど、兇暴なそれだった。

「おにいちゃん、の、弱いトコロ」

「……っ ぁ……っ、ぁあ!」

 亀頭の割れ目に人差し指を食い込ませれば、目の前の逞しい肩が愛らしく思えるほど戦慄いて。

 思わずぺろぺろと舐めてしまったヴィヴィは、気付けば夢中になり。

 兄を手で慰めながら、色素の薄い肌にチュっと吸い付いていた。

「あ……ごめん。痕付いちゃったや。でも大丈夫だよね?」

「なに、が……?」

「お姉さん、妊娠中で抱けないから。見られる恐れないもの」

 肩甲骨の上に薄らと浮き上がった内出血の痕。

 それを更に吸い上げれば、濃く色付いた口付けの後は、男の肌と言えども とても婀娜っぽく映えた。

 妊娠していても互いに肌を見せ合ったり、もしかしたら一緒に入浴したりするのかもしれない。

 あの朗らで屈託の無い義姉でも、夫の不義の痕を目にすれば嫉妬に駆られたりするのだろうか?

/1163ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ