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第7章 不倫の男女差

『不倫の男女差』


男は自分で選んで作った家庭を捨てようとは思いません。
世の妻子のある男は９９％“彼女”のために家族は捨てないでしょう。
男は良くも悪くも“外部の眼”を重点に生きているからです。
社会からの“評価”と言ってもいいかもしれません。

“身内”からほめられるより“社会的”に求められる方を望みます。
男が欲しがる出世欲とか、権力欲の元になるものかも知れません。
だから、不倫でいくら相手を愛したとしても、家庭を捨て、社会からの評価が下がるのであれば“愛”は選びません。
男は、自分が築き上げた地盤を“愛”の為だけでは、そう簡単には手放したりしません。

でも女性は違います。
女性は、男には社会を敵に回しても、自分を選んで欲しいものなのです。
あくまで中心は“自分の眼”なのです。
“社会の眼”など気にしません。

お互い愛し合ってしまった不倫の果てには、この問題が必ず現れます。
そして、この男と女の、何に重きを置くか違いで、最後に決断を迫られる日が来ます。
９９％男は女に“現状維持”を求めます。
９９％女は男に“変革”を求めます。

「私だけを選んで、違う生活に移って」と。