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官能エッセイ集 ~官能の景色~
第8章 “嫉妬”は“本能”
『“嫉妬”は“本能”』


カオリが家で旦那と交わろうが私は別に気にしませんでした。
本当です。
逆にそうあって欲しいと願っていました。
シノブにもそうです。
彼女らとは、お互い夫婦関係を維持したま付き合う約束でした。
逆にお互い“本気”になるのが怖かったでした。
だから、カオリが私に抱かれた次の日に、旦那さんに抱かれたとしても、嫉妬に狂ったりはしませんでした。

しかし、ユカは違いました。
ユカとは本気になってしまいました。

ユカが他の男に抱かれるのを想像するだけで、私は頭に血が上ってしまいました。
ユカも同じことを言っていました。
「あなたが奥さんとしてるのを想像しただけで、どうしたらいいか分からなくなる」と。

嫉妬する、しないの違いはなにから生まれるのでしょう?

それは「愛している」からだ。

と言われそうですが、今度は、その“愛する”とは、どうゆうことを指すのか、定義が要ります。
好きとどう違うのか? 
どの程度の“好き”を“愛する”というのか?

嫉妬とは、多分、これも本能の領域です。
こうゆう風に嫉妬するんだよ、とは教えられるものでもありません。
自然と湧き上がる感情です。
喜怒哀楽に近い。

喜怒哀楽も誰からも教えられることなく湧き上がる感情です。

でも、嫉妬だけは喜怒哀楽の“前”に存在する。

なぜなら、嫉妬して、怒るからです。
怒りより“前”なのです。
人間には、小さな子供が“悲しみ”を覚えるより先に“嫉妬”は既に備わっている。

子供が、自分が気に入ってるおもちゃを、誰か他の子が使っているのをみたら“嫉妬”します。
そして怒ります。
若しくは悲しむかもしれません。
子供は、自分の気に入ってる物を
「ほら、自分ばっかり、そのおもちゃで遊んじゃだめよ。貸してあげなさい」
と大人が言っても貸しません。

この感情は“嫉妬”です。
そして多分、動物にも備わっている。
犬が、自分の飼い主が、他の犬を可愛がったら、嫉妬します。
そして苛立つか、拗ねるかします。

「自分が気に入ってるものを、他の誰にもやりたくない」

という感情、子供にも動物にも備わっているなら、それは、はやり“本能”です。

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