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心をあげる
第8章 心をあげる
やがて二人でベッドに入ると

リュカはいつものように

私を抱きしめる。



ずっと昔から変わらない…その仕草。



そして私は約半月ぶりに

その台詞を口にした。



「リュカ…私を抱いて。

強く…強く…

…忘れてしまわないように。」



少し時間を置いて色っぽく微笑むリュカ。

そして、リュカの形のいい唇が

私の唇に重なった。
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