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私を溶かして
第2章 入部
5階まで頑張ってのぼり、
演劇部のドアに手を掛ける

中から楽しそうな人達の声が聞こえる。

どうしよ……。
大きい声でこんにちは!
っていうべきかな。
第一印象大事だもんね…んー、でも…。

「1年生???」

「うわっ!!!!」
後ろから聞こえた声に
びっくりして跳ね、振り返る

「ふふふ、ゴメンなさい。そんなにびっくりするとは思ってなくて。」

くるくると巻いた茶色い髪。
見た目的に…40代くらいだろうか、
先生、かな…?

「いえ!すいません!ほんと!」

「ふふ、そんな謝らなくていいのよ?演劇部に入部の予定かしら?」

「あ、はい…そうなんです!」

出来る限りの勇気を絞っていおうとしたら
ついつい大きい声になってしまった。

………先生笑ってる…はぁ、恥ずかしい…。

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