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私を溶かして
第3章 好きな人
気づいたら俺は瑠美を意識してた。
泣き虫で俺がいないとなんもできないくせに
中学になってからは妙に強がるようになって、
なのに俺に向ける笑顔は相変わらず優しいまま。
自分がどれくらい人気があるかも
あいつはわかってないんだろうな…。
そういう瑠美を見ると守りたくなった。
離したくなくなった。
でも所詮。俺はただの幼なじみで
そこから抜け出す勇気がなかった。
高校に入ってからも
瑠美を見守る存在でいようって決めていた。
けど…。
毎日のように一緒に帰ってくるあのイケメン。
そいつと話をして頭を撫でられたときの
嬉しそうな少し女の顔をした瑠美を見て…。
泣き虫で俺がいないとなんもできないくせに
中学になってからは妙に強がるようになって、
なのに俺に向ける笑顔は相変わらず優しいまま。
自分がどれくらい人気があるかも
あいつはわかってないんだろうな…。
そういう瑠美を見ると守りたくなった。
離したくなくなった。
でも所詮。俺はただの幼なじみで
そこから抜け出す勇気がなかった。
高校に入ってからも
瑠美を見守る存在でいようって決めていた。
けど…。
毎日のように一緒に帰ってくるあのイケメン。
そいつと話をして頭を撫でられたときの
嬉しそうな少し女の顔をした瑠美を見て…。