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ダディisサディスト
第3章 娘と奴隷
「いっ…嫌!嫌だ!
…今日のって―――――…

あんな老人の…奴隷なんて!嫌だ!嫌だ!


おじ様、おじ様は?どこ?
嘘よね?おじ様は、カナを愛してくれてるのよね?

嫌だ…!嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!」




カナは、まさか自分が捨てられるとは思ってなかったのか…



うろたえながら…私を掴む…




「…カナさん、奴隷に権限はありませんよ?

奴隷は、モノですから…

そんな事を言っても無駄ですよ?」




カナは、私の足元にしがみつき…


あわれな顔を見せる―――…





「…じぁ…私…小雪と同じポジションになる!
おじ様のお手伝いさんになる!


奴隷として調教されながら!小雪と一緒に…新しい奴隷の世話をするわ!」




カナの…
私への認識がよ〜く解った…



この…馬鹿女…



安値で取引されたに違いない…




私は――――――――…




すがるカナを…上ら…見下ろす…







「……私は、山越の奴隷でも…弟子でもありません…


ましてや…“お手伝いさん”なんかじゃありませんよ?」





「じゃぁ…じゃぁ…何?
……秘書?
はっ!!なら、就職する!おじ様の秘書になるから!」






私は、売られていく奴隷を沢山見てきたが…




ここまで……奴隷として出来ていない娘は初めて見た…





「…カナさんが…私のポジションに来るのは…
一生…無理でしょうね…」





私は、笑いながら―――…


いや…目は、笑っていないが…




カナのすがる腕をすり抜け…



カナと自分の間に…
見えない壁を作る――――…






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