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ダディisサディスト
第8章 主婦と秘書
食事会は、滞りなく進み――…


父とナツは、先に店を出ていった―――…




「――――…緑川さん…
笑いすぎですよ――――」


緑川は、食後のお茶を飲みながら…また、クククっと笑った…




「…小雪さん…二人っきりなので―――――…ね?」


「………」



無視してみた―――――…



「いやいや…そこまで、機嫌悪くなるとは!」



「別に――――…

緑川さんとも相性よさそうですね…


清楚で華奢、色白で……

バカじゃない女―――…

理想的じゃないですか?」




緑川は、名前を呼んでもらえない事に眉を下げたが―――…


話を続けた――――…



「ん?バカな女じゃないって…何で解るんですか?」



私は…ナツが何度も契約書を読み返していた事や…



食事のスピードを皆に合わせていたこと…


あげるとキリがないと思った―――…




「どんな女でも――――…調教はしますよ…

響さんの指示であれば―…」







「……そうですね…」



私は、鞄を掴み席きを立った――――…


が…緑川は、私の腕を掴み…唇を重ねてきた―――…


「それでも…私は、小雪さんが…好きですよ?」







………嘘つき―――――…





私は、反応をみせず……


緑川の腕と……色声をすり抜け――――――…店を出た…



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