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保健室は絶対領域
第13章 本性

帰宅すると、珍しく電話が鳴っている。


「桜子、今までどこに行ってたの?

携帯にも自宅にも何回も電話したんだよ。」


慌てて部屋の時計を見ると、11:00を過ぎていた。


「良斗さん、ごめんなさい…ちょっと忙しくて今戻ったところなの。」

携帯を確認すると、良斗からの着信が10回以上も続いていた。


「そう…か。桜子、学校大変なんだね、身体壊さないように…

週末には、帰れると思うから。」

「一週間も早く帰れるの?」


(良かった…良斗が帰ってくれば、色々心強い。)
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