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第2章 お仕事、決まりました!
『そりゃそうだけどな…』

頭を掻きながら困る熊さんに

「私でできるお仕事があるならやらせてください」

お願いする。






『うーーーーーん…』

しばらく唸ったあとに、覚悟を決めたように

『南、今日はもう店閉めて。美織ちゃん、裏の事務所に来て』

と言い、熊さんは事務所に向かっていった。



南くんは元気に返事すると、いそいそと閉店作業を始めた。
なんだか嬉しそうだ。

店内や熊さんばかりしか見ていなかったが、改めて見ると南くんって可愛いなぁ。



軽くパーマをかけた黒い髪は、短くはないけど清潔感かある。
目鼻立ちはくっきりしているが、笑うと目が細くなる人懐っこい笑顔のせいで
カッコイイよりカワイイ印象だ。


しばらく南くんを見つめたあと、熊さんの後を追って事務所に入った。
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