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SA
第18章 家族
『じゃあ早速頼っていい?』

「いいよ」

『来週一緒にケーキ作って』 

「ふふっ…いいよ。南くん誕生日なの?」

『ううん、おじさ…オーナーの。』

「じゃあ作ろ」

『僕が南家に行って、寂しかったとか知らなかった。あんなに悩んでくれてたなんて知らなかった。言ったことないし、これからも言わないけど、…大好きって思ってる』

「言えば喜ぶと思うよ?」

『今更やだ。恥ずかしいもん』





いつも落ち着いてる南くんが『やだ』って。
可愛い。
話し方も子供に戻ってるみたいだ。


「じゃあ来週生地は家で私が焼いてくるから、飾り付け一緒にしようね」


『うん』
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