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第3章 実技研修 南くん
「ヒドイ…」


あんなに可愛い南くんからは想像つかない過去。
詳細を書かないのは、きっと書き表せない壮絶な内容だからなんじゃないか…勝手にそう解釈した。




抱きしめてあげたい。

そんな気持ちが湧きでる。





『美織ちゃん、読んだ?』
熊さんの声が頭に響く。

「はい…」

『昼間は南をからかう感じで言ったけど、あいつが女性を綺麗だって言ったり引き止めたのは初めてなんだ。…頼んだよ』


熊さんがそう言うと、景色が変わった。



あの喫茶店だ。
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