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第24章 最後の晩餐

出された料理が美味しかったのと、モヤモヤする気持ちとで、ワインを飲みすぎてしまった。



圭吾に支えられて帰宅した。



『大丈夫か？』


大丈夫じゃない。

寂しい
寂しい
寂しい　　　




仲良くたって、優しくされたって
女として扱われないことが
こんなに寂しいだなんて知らなかった。



平気なフリして、ほかの男性にココロで抱かれてごまかしても
やっぱり私はあなたに抱かれたい。

閉じこめてた寂しさは、今日南くんに打ち明けた時に爆発してしまった。




玄関で靴も脱がないまま抱き付く。



「キスして」　
「抱いて」
「寂しい」


小さな声で訴えた。