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第6章 キャプテンの彼女 １

カイト君のポジションは
ナンバーエイト。

正直、未だにラグビーのルールは
ちんぷんかんの私だけど、
キャプテンであるカイト君が
ゲームを作り、みんなを引っ張ってる
ことは私が見ていても明らかだった。


「ミユキ！
着替えてくるから待っててな。」


練習を終えたカイト君が
ユニフォームを着たまま声を掛ける。
汗がキラキラ輝いて…

ひとつのスポーツに真剣に打ち込む
姿って本当に素敵だ。