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責められたいの
第22章 あの夏の誘惑 3
「明日出て行くんだよなぁ?
どうしたんだ未菜子(ミナコ)
大きな声を出して…
何か問題でもあるのか?」


私の話すことになんか
いつも無関心な主人が
ヒロと私の顔を交互に見ていた。


「急な話で驚かせてしまいすみません…
決まったからには早い方がいいかと。
兄さんが直々に世話してくれた
掘り出し物なんですよ」


主人が…珍しいな。
仕事以外のことを人のためにするなんて
少なくとも結婚してからは
初めて耳にしたことだ。

それにしても明日なんて…
急すぎる。
ヒロは何で話してくれなかったんだろう…
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