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だ〜いすき!
第3章 花火大会の夜は切なくて

―――キス。
生まれたままの姿の二人。
ずっと待ち望んでいた陽輔とのその行為に、華子の胸は高鳴ることを止められなかった。
陽輔によってベットに組み敷かれた状態のまま、その首に手を伸ばしてしがみつくと、ギュッと目を閉じ、華子はただひたすら陽輔を感じることだけに集中する。
そして、愛情と優しさに欲望が混じったそのキス溺れた。
ゆっくりとその唇が離れた後、細く唾液が糸をひいた。
名残惜しそうな切ない瞳―――儚く糸が切れてしまう様子にキスの余韻を残したまま、華子は陽輔を見つめることしか出来ない。
そんな華子が愛しくて。
陽輔はまるで子どもにするような優しい仕ぐさで髪を撫でると、手の甲でそっと頬を愛撫し、そして―――。
その手で、陽輔は華子の脚をグイッと上に持ち上げると華子の躯を開く。
既に何度か高みにのぼらされたせいで、すぐ火が着いてしまう華子の躯は正直で。
あらわにされた華子のそこは、二人の混じり合った体液でグッチョリと濡れていた。

