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大地の恋
第4章 再会
「…ちょっと待ってて」


大切なものを取るために荷物へ。
布団の外は寒く、かえって自分の身体の熱さを実感させられた。


久しぶりにコンビニで買った小箱の封を開け、中身だけ取り出し千花ちゃんの元に戻る。


千花ちゃんのいる布団は暖かい。
あんな一瞬でも身体が冷えていたことを思い知った。



「…無理なら無理でいいからな」


「………」


「千花ちゃんが止めて欲しいと思えば止めるから」



避妊具の息苦しさも久しぶりのものだ。
千花ちゃんに覆い被り目尻にキスすると千花ちゃんは俺の背に腕を回した。


その手には強い意思が感じられた。
例え耐え難い痛みだろうとこの子は「止めて」とは言わないだろう。


……そういう子だ。



「…ゆっくり挿れるよ。力抜いて…」


耳元で囁きながらせめて千花ちゃんの緊張を解そうと思う。


快感より安心感を。
千花ちゃんは俺の胸に額をコツンとぶつけ顔を隠した。



「痛い?」


「………」


黙ったまま千花ちゃんが首を振る。
俺が進む度その華奢な手は熱を帯びる。
そして力も……



「…今半分くらい」


「………」


わずかに頷く。



「深呼吸…できる?」


「………」



大きく息を吸った瞬間腰を進めると千花ちゃんが曇った声を洩らした。


無意識なのだろうが千花ちゃんの手にはかなりの力が入っている。


「…悪いな千花ちゃん、もう少し」


俺の額もうっすらと汗が滲んでいた。
千花ちゃんの髪を撫で、こめかみや髪にキスを落とす。


「頑張れる?」


千花ちゃんが頷く。
先端はまだ閉じられた膜へ行き着く。
…この一瞬を通告しようかどうしようか迷い、結局告げずに一気に腰を落とした。



「ーーーーーーー!!!」



「ごめん…」



千花ちゃんが震えている。
繋がった感動を味わう間もなく千花ちゃんを抱きしめポンポンと背中を撫でた。



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