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斉藤太一です
第10章 斉藤太一さんですか?


しずくと聞いて

僕は
鳥肌が立っていた




「しずく」は





かすみに
付けようとした

呼び名だったんだ





しずく


そして・・封筒・・。





色んな考えが
頭の中をグルグルしていて
封筒を
握りしめたまま


僕は


ただ




女の子の話を


聞いていた







そして






その女の子に

呼ばれたんだ









お父さんって・・・。










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