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斉藤太一です
第13章 再会と約束
喉が乾いていたせいか

そのコーヒーは
ほんとうに
美味しくて


僕は
一気に半分ほど
飲み干してしまった



目の前には
しずくが
座っていて


ニコニコしながら
オレンジジュースを
飲んでいた




かすみは・・


台所で
しずくの御飯を
準備してるみたいだった




かすみは

飲まなくていいのかな




かすみだって
暑かっただろうに




かすみも
アイスコーヒーを
入れればよかったのに



そんなことを
考えながら

しずくが
コップを
両手で包み込むようにして
ジュースを飲んでいるのを
眺めていると



僕は






あることを
思い出してしまった





あの頃




かすみも
しずくのように
コーヒーカップを
両手で包み込んで
コーヒーを飲んでいた


しずくのように


少しずつ・・少しずつ・・・






でも





それは
コーヒーが
嫌いだったから


ブラックなんかで
飲んだり
できなかったから







なのに

どうして・・



どうして
冷蔵庫に
無糖のコーヒーが…




それは




誰かの・・・ため?



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