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斉藤太一です
第13章 再会と約束
その手紙を
見ていると


こんな言葉が
目に入った



『ひとりじゃないのに


しずくがいて
幸せなのに


時々寂しいです』







・・・かすみ・・・







もしも






もしも

あのアイスコーヒーが
男性のためのものじゃなくて





もしも



もしも

かすみがまだ
寂しい思いをしているなら





もしも
まだ


しずくの成長を
誰かに話したいと
思っているのなら







聞いてあげたい




側に
いてあげたい




慰めて・・あげたい




心から
そう思うよ








君が好きで



たまらなく
好きで


もう
後悔しないような時間を
君と過ごせたら・・・



そう思っていたんだ






でも




君にとって
僕が

親のような存在なのなら


それでもいい





僕が

しずくの
おとーさんに
なれなくてもかまわないよ






かすみが


もしも




もしも寂しいなら









どんな存在でも
かまわない



君の



しずくの側に




いたいんだ・・・




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