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斉藤太一です
第14章 変わらない僕・変わらない君

静かな部屋に


ドリッパーから
ガラスサーバーに
コーヒーが
落ちる音だけが

静かに響き渡る





かすみは

また
目を閉じた







「・・・・眠く


・・なっちゃいそう・・」










「眠っても

かまわないよ」











「変わらないね・・・」












「・・なにが?」













「斉藤さんと居ると



・・落ちつくの」














「・・・僕もだよ・・」



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