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斉藤太一です
第15章 近づく距離・遠ざける君


次の木曜日




かすみは

アルバムを
持って


僕の部屋に
やって来た





小さな
しずくの話を
うれしそうに
話してくれたけど



お昼を過ぎた頃


しずくが
帰ってくるからと言って
家に帰ってしまった





週末は
しずくと店に
現れるようなこともなく・・。




でも
僕が誘うと



翌週も
翌々週も木曜日に
かすみは
ひとりで
部屋にやって来た






しずくが
学校から帰ってきてから
僕が会いに行っても
かまわないんだけど




かすみは

いつも
ひとりで
やって来た





だから僕は…



しずくと
ファミレスに行った
あの日から

しずくと
話もしていないし

会ってもいない






そんな月日が
たつにつれ




誰でも
気付くことに

僕だって気付く




しずくとは
会わせたくないんだな・・と。






おとーさん
という存在は


しずくの
単なる心の支えであって





実際に
親ではない僕は



居てはいけない
存在なのかと…。










そんなある日の夜



僕の携帯が鳴った







画面には

かすみの家の
電話番号が
表示されていた

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