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第1章 生まれ変わり

用意された着物を着てみたもの…、



やはり、しっくり来ない。



だって、私は男として育てられていたから。



叔父にあたる康秀（やすひで）様の元で15の頃より戦に出ていた。

『女』という飾りに過ぎない性別は康秀様には生まれた頃を知られているので、始めは戦に出ることを反対された。

だが、


私は男として15年間過ごしてきたのだ。

いつか康秀様と共に戦えるよう、育てられてきた。

その想いが通じ、15になったときに戦に出た。




だから、男の身なりは慣れているが、女の身なりは苦手。