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隠匿の令嬢
第21章 その世界、色鮮やかに


「レオ……や、無理なの……こんなの……んんっ」


 ざらつく舌で縮こまる肉芽を掘り起こされ、嬲られるとゾクゾクとした愉悦が下肢から全身に生じてしまう。


「そんなこと言っても、半年ぶりだ。ここをよくほぐさないと挿らないだろ」


 尖らせた舌先がアリエッタの媚肉を掻き分けて蜜口に入り込む。そこは半年の間に狭く固くなり、確かにいきなり迎えるのは難しいだろう。


「ああ……、でも……あっ、ん」


「ほら、いいから。俺を気持ちよくしてくれるんだろ」


 秘唇や花芯を前後する舌の動きは奔放で、喘ぐのを止められない。けれどどうにか残る僅かな理性に縋り、再び口淫を施す。


 舐めるだけでなく、はくりと肉棒を咥えてもみた。手でも握り、ゆるゆると扱いてもみる。


 するとレオも負けじとアリエッタの花芽を吸い上げたり、蜜と唾液で濡れそぼる蜜口に指を挿入してきた。


「んんんっ……! あ、まっ……!」


 挿入の苦しさに、思わず剛直から唇が離れた。





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