この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
隠匿の令嬢
第22章 エピローグ



 不意にアリエッタの身体がふわりと浮き、目前に迫る美貌がアリエッタに熱く口付ける。


 そうして抱き抱えられたまま寝台に連れてこられ、アリエッタの背中にあるドレスの紐をレオがほどこうとするも、アリエッタは止めに入った。


「さっきの王妃さまの話……聞かせてくれない?」


 胸を押して告げると、レオは眉根を寄せる。


「あれはもういいだろ。済んだことだ。それより初夜だぞ? これ以上待たせるな」


 初夜という言葉に顔が熱くなるが、やはり気になってしまう。


「聞かせて?」


 もう一度懇願してみると、レオは小さく嘆息した。


「……学校を卒業したらすぐキミと結婚する予定だったんだ。まぁ……カンターヌへ行くことになったから、正確には帰ってからだがな」


「予定って……。そんなこと一度も話してくれてなかったのに……」


「だからあのときも驚かせようとだな……。とにかく、アリエッタが俺の妻になるというのは、前から決まってたんだ」


 言い捨てるように言われ、アリエッタはポカンとしてしまう。





.
/724ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ