この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Re:again
第5章 【プリティー・ウーマン】
*****

穏やかな日常に戻った。
先日の爽介との再会も夢のよう。
葵は部屋に出入りしているようだけど、本人には会っていない。
クリーニングから返ってきたワンピースはクローゼットにしまいこんだ。

おかえりなさい。
私の大切な、安心安全な“つまらない日常”。

なぜだか時々、無性に葵に会いたくなった。
ちくのう気味のふわふわした鼻声が懐かしい。
それなのに葵のメールに返信出来ない。
元々、私たちはメールや電話という連絡手段をあまり利用しない。
いつもいっしょにいたから。
連絡する必要なんてなかったから。
少なくともこれまでは。

いつかは離れる時が来ると覚悟していた。
覚悟出来ていると思っていた。
だけどそんなことは大きな間違い。
いくら年齢を重ねたって寂しい時は寂しいものだ。
寂しさに慣れることなんて、ない。
嘘をつくこと、ごまかすこと。
そんなことばかり上手になってゆく―

葵が私といっしょにいるのが嫌になればおしまい、なんだ。
私たちは何でもないから。

葵が私より優先したい存在が出来れば今までのようにはいかなくなる。
葵の幸せを願っているはずなのに、この前は素直に願えたはずなのに。
葵がそばにいないことが私は寂しい。
心細い。

―野菜やお菓子、日用品の差し入れを葵が欠かすことはなかった。
足りないのは葵の置き手紙。
そして葵の存在そのもの。

ケンカではない。
葵は私と違って感情の起伏がほとんどないから、ケンカになんてならない。
ただ忙しいのだろう。
それでも仲直りの期待を込めて
私は“葵ちゃんホイホイ”を仕掛けた。

*****

レジ打ちのパートは2交代制勤務だ。
9時~17時
13時~20時
このいずれかの時間帯で勤務する。
勤務時間、休みはランダムで。
月に20日勤める。
私はひとり者だし、しわ寄せをくらうことも多い。
交代のパートさんやバイトさんが欠勤の時は残業することもしばしば。
その代わり、年末調整の前に有給を取ったり早上がりで時間を調整する。

酒屋がメインのひなびたスーパーはお昼時、夕方以外は比較的のんびりしている。
/395ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ