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第6章 【妖怪パンツめくりの罠】

「‥本気だから、今日は本気出さない。
その代わり、みーちゃんが僕に堕ちたら容赦しないよ」





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孝介が捕まえてくれたタクシーで帰宅する。
NO,送り狼！
タクシー代まで貰ってしまった‥。

だけどパンツを返さなかったぜ、あの野郎。
妖怪パンツめくりどころか、ただの痴漢パンツ泥棒じゃないか‥？

逆ナンパされタカシを心配したけれど、

「貴史先輩なんてさっさと帰したに決まってるじゃん。馬鹿なの？」

と、いけしゃあしゃあと言いやがる孝介。
ソツがないねぇ。
タカシの扱い雑じゃない？
口振りがお兄ちゃんとソックリだよ！
ムカつくよ！！

念のためマイコに可哀想タカシの連絡先を尋ねる。
大人だからね。さすがにフォローしとかなきゃね。
タカシの連絡先を登録する時に気づいた。

‥アドレス帳に孝介の連絡先が登録されている。
まったく、いつの間に。
ソツがなさすぎるねぇ。
次男坊は賢いよ。
気付かなかったふりをして携帯を閉じる。

安心安全な“つまらない日常”に戻るために。








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