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弟所属のアイドル事務所で
第26章 色男
翌日
ホテルで朝食を食べ
服を買ってもらい
夜までディズニーランドで遊んだ。


ジュン君昨日も今日も本当にありがとう。

一緒に電車で帰る時に言う

本当に楽しかった!!!

そしてこっそり言う
私、知らないふりしたけど
ジュン君のこと知ってるよ。


知ってたの?

びっくりして聞かれる。

昨日の朝、明るいところで見て気付いたの。
でも自分から言わないし
知らないふりしてた方がいいのかなと思って。

にっこり

あー、もしかして言ってた
弟のファンって、××のファン?

うん。そう。
××のファンの姉です。

またにっこり

芸能人の身内だったら
週刊誌にネタ売ったりしないから
安心でしょ?

そうだけど、なんだー気づいてたんだ。
僕、人気ないのかなって焦ってたよー。

照れ笑いするジュン君


まさか、アジアを代表するグループの中で
トップクラスの知名度と人気を持ってる人が
人気ないわけないじゃない。
ごめんね。気付かない振りして。

うふふっと笑う


ユイさん、今度僕たちのライブ来てくださいよ。

手を握られる


招待してくれるの?


はい。兵役に就く前の最後のライブツアーです。
ぜひ来てください。


嬉しい!絶対に行くね!
楽しみにしてる。



その後ホテルに送ってもらい
名残を惜しみながら別れた。
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