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弟所属のアイドル事務所で
第43章 阻止
お見合いの前日私は
部屋からも出してもらえなくなった

することもなくてベッドでぼーっとする
食事も部屋で一人でするのも寂しい
料理したりキッチンに立つのが好きだから
できるならキッチンから出れないくらいにされるほうがマシだった



その時ドアの外が騒がしくなった

ドアの前にいって様子をうかがう


お姉ちゃんを出せぇぇぇぇぇ!!!!

ドタドタガタガタすごい音がしながら
声が聞こえる


ファン?!!!!!

ドアに耳をつけてさらに聞き耳を立てる


離せぇぇぇぇぇ!


ジョン???



ファン!!!
ジョン!!!!!
ドアを叩いてみる


お姉ちゃん!
絶対お見合いなんてさせないからね!!!!!


ユイさんに結婚なんて絶対させません!!!


だんだん声が遠くなる



ファン・・・
ジョン・・・

ドアの前に座り込む
涙が出てくる

声が遠くなったってことは
見張りに阻まれて外に出されたんだろう

すぐそこにいて声が聞こえたのに会えないなんて

明日は、お見合いしなくちゃいけないのに・・・



その日の夜ママの付き添いでエステに連れて行かれた
久しぶりに外に出られて嬉しかったけど
ママがしっかり腕を握っていて
自由は一切なかった
エステを受けながら聞く

ママは私に結婚してほしい?


当たり前でしょ?
将来のことも考えてみて?
向こうの方は写真を見て可愛くて理想に近いって
凄く気いってくれてて。

このままじゃいけないのはわかってるでしょ?
今は嫌でも結婚してみればきっと幸せになれるわよ。

今日、ファンが来てかなり暴れたらしいけど・・・
邪魔はさせないから。


最後だけ独り言のようにママが言った


ママ、帰り少しだけドライブしてもらえない?
ずっと外に出てなくて
景色見たいな。

ママの目を見つめる


そうね、閉じ込めちゃったし。
いいわよ。


すこしでも気分転換になればいいと思った
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