パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第51章 憧れの人

リョファンに電話して
一度帰って着替えたいと伝えると

できればそのままスーツで来てほしいと言われ
事務所まで迎えに行くというので
化粧直しだけして事務所の入り口で待った

車で迎えに来てくれたリョファン
助手席に乗り込む

迎えにきてくれてありがとうございます。

とリョファンに笑いかける
ステージや仕事の時と違い
カジュアルな格好のリョファンもかっこいい

いやー、スーツってなんかいいですよね。

にこにこしている

スーツの女性が好きなんですか？

運転するリョファンを見つめながら言う

そういうわけじゃないですけど
普段スーツじゃない女性のスーツっていいですよね。
ユイさんのスーツ姿は初めてみたから
いいなと思って。


キャリアウーマンみたいでしょ？
この間シウくんにも言われたの。


シウさんに？
シウさんと仲いいんですか？

意外そうな声を出す

あ、今ね中国語教えてるの。
十分話せるからいいと思ったんだけど
発音にまだ不安があるみたいで。
シウくんだけは個人レッスンだから最近仲いいの。


そういえば中国語教えてるんでしたね。

もう着きますよ。

と言うとホテルの駐車場に入っていく


ホテル？

車を停めたリョファンを見つめる

嫌でしたか？
ゆっくり飲めるところ考えたらホテルしかなくて。

不安そうに見つめられる

スーパースターですもんね。
大丈夫ですよ。
変に飲みに行って写真撮られても困りますもんね。

にっこり笑う


よかった。
好きなだけ飲んでくださいね。
疲れたら寝て帰ればいいし。

明るく言いながら車を降りる