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フライングバタフライ
第3章 潜入
(手加減なんて冗談、殺したっていいつもりでやってきてるっ!)

ユミはすんでのところで左フックをかわした。
ユミのスカートが揺れ、蝶のタトゥーが露わになった。

「ほう、あれが例の・・・。」

ゴンドウが呟く。

男は体勢を崩しはしたが、すぐに呼吸を整え正対し、ユミにつけいる隙はない。

(今迄のストリートファイトのようにはいかなさそうね。)

ユミは体からジワリと汗が滲むのを感じていた。
戦闘のスリルもあるが、何より室温も高い。
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