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浮気断定社
第10章 依頼人 高橋 美樹
「面白いことを言うのね、香川さん。
 昔はあれほど私を助けてくれたじゃない」

女は口許に笑みを湛えながら意味ありげな視線を送る。

「俺もクズだったからな。

 あんたのお陰で人に戻れたよ。

 悪いがあんたの依頼は受けない。
 帰ってくれ」

洋輔は椅子から立ち上がると

「府中で調査がある」

と助手に告げて出ていった。


「フッ 何かしら。

 まあ、いいわ。
 こちらだって会社をされているなら利益が必要よね。

 取り合えず、調査してちょうだい。

 夫の名は

 高橋 博隆

 東京電気に勤めているわ」

そしてバッグの中から分厚い封筒を取り出す。

「前金よ。
 また来週来るわ」

女はそういうと立ち上がり

涼しい顔をしながら顔を歪めて重い扉を押した。


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