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浮気断定社
第10章 依頼人 高橋 美樹
「え?!
 置いて帰ったって
 こんな大金放置してたらダメでしょう」

女は助手を見る。

「洋輔さんがその依頼は受けないと言っていたので。
 触らない方がいいかと」

「受けない?」

「はい、昔何かあったようで
 依頼人を軽蔑していました」

「軽蔑?」

女は眉を潜める。

「で? 洋ちゃんは?」

「府中に調査があると言って出ました」

女は鼻で笑う

「毎日馬の調査に余念がないこと」

女は真剣な目で助手を見る。

「どんな依頼?」

「ご主人の浮気調査です」

「依頼人の名前は?」

「高橋 美樹」

「高橋美樹?!
 間違いない?」

女の表情が険しくなる。

「はい。
 ご主人が東京電気にお勤めの
 高橋博隆さんとおっしゃってました」

助手はいつの間に調べたのか
依頼人の名前を知っていた。

「高橋 美樹...」

女は眉間にシワを寄せて爪を噛んだ。



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