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浮気断定社
第10章 依頼人 高橋 美樹
「で、いつやる?」

「夫が日本に帰ってきたら連絡するわ。

 準備だけ進めておいて」

美樹は写真を取り出した。

「この女よ

 綾瀬 瑠璃

 東京電機に勤めているわ」

美樹は憎々しげに写真の女を見た。

「美樹、本当に旦那を殺しちまっていいのか?」

「結構よ。

 もう疲れたわ。

 私を見ない男に用はないの。

 愛する女に殺されるってどんな気分かしら?」

美樹は自ら男の唇に吸い付き舌を絡めていった。


今まで黙って二人の様子を伺っていたほかの男たちが

美樹の体に手を伸ばす。

美樹は男と舌を絡めながら手に握らされる肉棒をしごき

大きく広げられた秘部に吸い付く男の愛撫を心地よく受ける。


―あの女にもこの快楽を思い出させてあげなきゃ。


クラブの大音響はVIPルームの狂声をかき消した。




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