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鈴ガナル夜
第6章 結婚記念日
「いらっしゃいませ~!」
がやがやとした雰囲気の中でアルバイトと思われる女の子の元気な声が
響く。
そちらこちらでそれぞれに盛り上がっている集団
結婚記念日を祝う為に、僕は妻・美帆と食事に来ていた。
普通、記念日といえば少しオシャレなレストラン等に行くのだろうが
僕たちは食べ放題の焼き肉屋に来ていた。
妻の美帆は庶民的な店が好きで、お祝いとなると焼き肉に行くと決まっていた。
付き合った当初は、そんな飾らない妻に惹かれていたものだが
付き合ったころから10年経ち、食事の好みも変わってきた今となっては
毎回焼き肉屋というのもどうか?と思い始めている自分がおり、
そして良くも悪くも変わらない妻と、このまま、変わらない生活を続ける事に
疑問を持ち始めている自分がいた。
がやがやとした雰囲気の中でアルバイトと思われる女の子の元気な声が
響く。
そちらこちらでそれぞれに盛り上がっている集団
結婚記念日を祝う為に、僕は妻・美帆と食事に来ていた。
普通、記念日といえば少しオシャレなレストラン等に行くのだろうが
僕たちは食べ放題の焼き肉屋に来ていた。
妻の美帆は庶民的な店が好きで、お祝いとなると焼き肉に行くと決まっていた。
付き合った当初は、そんな飾らない妻に惹かれていたものだが
付き合ったころから10年経ち、食事の好みも変わってきた今となっては
毎回焼き肉屋というのもどうか?と思い始めている自分がおり、
そして良くも悪くも変わらない妻と、このまま、変わらない生活を続ける事に
疑問を持ち始めている自分がいた。