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第1章 はじまり…のまえに

ー 一週間後

「お母さん行ってきまーす」

「行ってらっしゃいー
気を付けてね。幸運を祈る」

自転車を漕ぎ向かった先はもちろん…



校門の前で
既に結果を見終わった同級生にばったり遭遇

「おはよー」
「あっおはよー」

緊張しながらも聞いてみる

「どうだった？」

「あたし受かった」
「私も受かった」
「あたし落ちちゃったー」

「え…まじ？」

「まじだよーまぁ…落ちちゃったものは仕方ない。
桃ちゃんは受かってると良いねー」

「ありがとー。とりあえず見て来るね。
また学校でね。ばいばーい」

「「「ばいばーい」」」


話が終わると再び緊張した面持ちで結果が張り出してある掲示板に向かう。

『でもあの子が落ちたならあたし自信なくなっちゃったなー』

重い足取りで掲示板の前に着き
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