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目が覚めたら。
第5章 変態王子が暴走しました。
 

 その結果――。


 1.講堂……20……C……3

 2.小教室…30……B……2

 3.図書館…90……D……4


 一体なんの暗号なんだろうか。

 ナツは少し口を尖らせている。


 耐えかねて聞いてみた。

 すると笑顔のお答え。



「講堂、小教室、図書館がしーちゃんとイケナイコトする場所」



 ……はい?


 ナツは欲情した目になっている。


「次の数字はしーちゃんがイクまでに要する分数。ちなみに1コマ90分MAX」


 とろり、とろり……。

 熱で蕩けた、男の艶を強めてくる。


「アルファベットがね、しーちゃんをイカせる場所。Aがキス。Bが胸。Cがアソコ。Dがプラスα。これはあくまで最終的にイク場所であって、お触りは前段階まではOK。Cを選んだら、キスや胸にお触りはいいけど、しーちゃんがイク場所は、ア・ソ・コ。ふふふ……楽しみだね」


 ……聞かねばよかった。

 しかもプラスαっていう怪しげなオプション、図書館90分MAX!?


 だったら最後の数字は……。


「最後の数字はしーちゃんがイク回数。二桁沢山用意したのに、全然だ」



「じゃ、ナツ。お勉強頑張って」


 我が身の危険を察知し、手を軽く上げて笑顔ですくりと立ち上がった時、マイクで大きくされたよぼよぼ声が飛んで来た。


「そこの者~。退室は絶対禁止じゃ~」


 注目を浴びたあたしは、慌てて椅子に座った。


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