この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
目が覚めたら。
第2章 とんでもないことになってました。
 


「厳密に言えば、膣 > 口 > 血液の順での吸収率になる。膣での吸収が100%だとしたら口は70%、血液は30%に下がる」


 あぁ、やはり聞けない。


 なんで"口"と言ったら、ふたりで牛乳を見たのか。

 "血液"と言ったら、点滴パックを見たのか。


 聞いたら最後、きっとあたし、イケない世界を知ることになりそう。

 まだまだ心は処女の17歳。そんな大人の裏の世界は知らなくてもいい。


 そう思うのに――。


「で、ここまで質問は?」

「しーちゃん、特に口と血液の質問は?」


 なんでこの兄弟、質問して欲しそうににやにや……いや、うずうずしてるんだろう。

 これは罠(トラップ)か。その手に乗る静流さんではない。

 
「ありませーん!」


 すると、見るからに残念そうな顔をする、残念兄弟。


「……こんなあからさまなネタに乗らないのなら、まるで誘導している俺達がアホタレじゃねぇか」

「しーちゃんが冷たい。12年間のネタに触れてくれない。しくしく……」


 やはり"ネタ"か。12年、なにを期待していたんだよ。


「話を進めてよ、ハル兄」


 女は潔く、横道にそれずに前を進むべし。

 ハル兄は実に面白くなさそうに髪をわしゃわしゃと掻きながら、なぜかあたしを詰るような眼差しを向けて続けた。


「つまり、だ。お前の中ダシは男にとっちゃリスクが大きすぎる。代替案としてはフェラ。1度期にお前が口で直接10人分の濃度の精液を飲み込めば、3日ごとの"食事"ですむ。ま、暫定措置ではあるが」

 今、つらりとなにを言った。
/920ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ