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目が覚めたら。
第7章 鬼畜帝王が暴走しました。
「――俺、腹括る。迎える準備……するから。

だから静流……その時は……」



「あっ、あっあっあっ、そんな激しいの……そんなにぐりぐりしちゃ駄目駄目ぇぇぇぇっ、……っ、あ、ぁぁぁぁっ、イクイ……クっ」




「俺のものになれ」




「あああっ、あぁぁぁんっ、波瑠、波瑠、イク、イッちゃ……あん、あんっあぁんっ、駄目、ああもうあたし駄目――っ。波瑠、は……イク――っ!!」



 ――ぱちん。


 なにかが弾けた。




「堂々と、いつでも俺だけのものになれ。

そのためになら、俺はどこまでも堕ちてやる。

だからお前も堕ちてこい――」



 弓形にしなる体。




「ああああああ、ああああああああ――っ!!」



 体に迫り上がっていた快感が、あたしの口から迸った。




「――聞こえてるか、静流」



 行き着いた快感の果て。ゆらりゆらりと浮遊しながら落下する。


 ふわふわとしたまどろまような意識の中――。



「俺をそこまで決意させた責任――

お前の心と体でとれよ。


……生涯かけて」



 なにかを必死に懇願されたあたしの唇に、



「俺の……昔からの悲願、現実にさせてくれよ。

俺はもう……止まれねぇ」



 まるで誓いのような……熱いなにかが触れた気がした。









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