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目が覚めたら。
第8章 鬼畜帝王が暴走しました。2
 

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 気持ちいい。

 まるでママの胎内の羊水に、ふわふわ浮いている気分。


 だからかな、ぴちゃぴちゃ音がするのは。



「なぁ……もういい加減起きれよ……」



 ぽかぽか温かくて、気持ちがいいの。

 ああ、すごく体がびくびくするの。


「起きてんじゃねぇの? ココ……すっげぇぬるぬるだぞ……?」



 はぁぁって吐き出す息が震えて、変な声が漏れるの。



「シズ……このナカに、挿れてぇんだけど……。なぁ、まだ駄目……? 放置プレイ、いい加減限界なんだけど」


 ああ、下の部分がなにかに強く擦れて、熱くじんじんしちゃうの。


 ママ、一体なにをしているの?

 どうしてあたしを寝かせてくれないの?


「……中身がお前じゃなく淫魔だと思ったからとはいえ、乱暴な抱き方して……ごめんな。ナカ、傷ついても腫れてもなかったようで安心した」


 ねぇ、気持ちいいの。



「お前の珈琲の大量カフェインとカジノの余韻、夜景、お前をようやく抱けると思った興奮と媚薬入りクッキー。すべてが調和したから、昔以上に派手に動いて、我武者羅にお前に出し続けたけど……わかってるか? 俺、イッた感覚はねぇんだよ。やっぱお前じゃねぇと、心からイケねぇんだよ。満足出来ねぇんだよ。愛あるセックス、してぇんだよ」



 気持ちよすぎて、肌が粟立ってくるの。
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