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可愛いヒモの育て方。
第1章 拘束プレイ
さっきは見てたくせに。麻人の調子のいい発言に、そう指摘してやりたかったけど、今の状況じゃ私がふり。黙っておとなしくしていることにした。
麻人がパソコンを閉じる。そのまま私のそばに来て、ぐっと顔を寄せてきた。
「さて、どうしてほしいですか?」
イタズラっぽい眼差しが、私の体を舐めるように上から下まで観察してくる。その視線に、不覚にも濡れた。
「あんたはどうしたいの?」
挑発的に、そう返してやる。私たちは、まるで共犯者のような顔で、しばらく見つめあった。
麻人の指が、私の体をゆっくりとなぞっていく。私の今の服装も、彼と同じくセーターだ。色は白。下は黒いタイツと、ショーパン。もどかしいくらいのほんの触れるか触れないかのソフトタッチで、全身を触ってくる。
麻人の指が、私は結構お気に入りだったりする。細くて長い。どこか女性的な手は男らしさに欠けるけど、麻人の容姿には合っている。
服の上から触られるだけではもどかしくて、私は無意識のうちに、両膝をこすり合わせていた。
麻人の手は胸元を撫で、鎖骨、首筋と、再び上にのぼっていく。