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可愛いヒモの育て方。
第7章 露天風呂へ
「えー……」
口を尖らせて抗議する。それ、私の計画と違う。
「私だって、ローター使ったことないし」
「もっと太いのいつも入れてるでしょーが。これくらいの大きさじゃ、入ってるかどうかもわからないんじゃないっすか?」
麻人がローターを見つめる。
親指ほどの大きさしかないそれは、確かに普段の麻人のから比べれば、だいぶ小さいけども。
「まあ……」
「じゃあ決まり。はい、入れて」
「今!?」
差し出され、思わず叫ぶ。
「どうせ誰もいないじゃん。今なら馴らさなくても、すぐ入るでしょ?」
「だってめっちゃ外……」
私はキョロキョロと辺りを見渡した。確かに、人の気配はない。
「外で使う目的で、手提げに入れてきたんじゃないんですか?」
「そ、そういうわけじゃ……」
否定しようとして言いよどむ。それも考えた。遠隔操作が可能なものは、外で使うイメージが強かったからだ。ローターを仕込んで出かけ、振動を与えたり止めたりしながら人ごみを歩かせるシチュは、結構王道だと思う。
だからそれを試してみようと思って、持ってきたのだけど。