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可愛いヒモの育て方。
第12章 来客

 十二時過ぎ。予想していたよりも早く、麻人から着信があった。

「もしもしー、お疲れ」
「お疲れ様です。あ、まだ終わってないんすけど。あと三十分くらいで終わると思います。てか友達いるんすか? 珍しい」
「うん、いるよ一人。私の高校時代の同級生。今飲んでんだよね。お酒切れそうなの、早く買ってきてー」
「……まるでアル中みたいな発言ですね」
「麻人も飲むでしょ?」
「……俺も混ざっていいんすか?」
「いいよ、おいで。大丈夫、飲み癖は悪くない子だから」
「はーいじゃあ、終わったら行きます。あ、てか焼酎と梅酒、なんでもいいんすか? 銘柄とか」
「うん、全部任せる」
「はーい」

 通話を切る。
 チューハイの缶はすっかり空(から)だった。麻人が来るまでは、まだ一時間弱かかりそうだ。

「友梨香、シャワー借りていい?」
「いいよ。着替え持ってきた?」
「下着だけ。服貸して」
「はいよー」

 酒も切れ、特にすることもない。彩乃のあと、麻人が来て飲み直す前に、私もシャワーを済ませてしまうことにした。

「お湯、張る?」
「シャワーだけで充分よ」

 そう言って、彩乃は鞄を漁った。
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