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可愛いヒモの育て方。
第13章 口移し
麻人の指は、焦らすようにゆっくりと、私の秘部をなぞる。細い指が割れ目を辿るたび、体がびくびくと震えた。
アルコールがまわっているせいか、狭い布団の中で麻人と密着しているせいか、全身が熱を持っているみたいに熱かった。熱すぎてくらくらする。
「あ……さと」
「ん?」
「もっと……強く」
欲求に抗えず、そうねだっていた。
「声、我慢できないんでしょ」
「する、から」
たまった熱が苦しくて、限界だった。大きく肩を喘がせながら、必死に懇願する。頭の片隅で理性が彩乃の存在を訴えるけれど、それすら上手く考えられなかった。
ふいに麻人が、私の口に指を押し込んできた。
「むぐっ」
三本。
「ほら、俺のだと思って舐めて」
促されるまま舌を這わせる。麻人のを想像すると、それだけでまた蜜が溢れた。
口の中でばらばらにうごめく指に唾液を絡め、しゃぶりながら、時折軽く吸う。いつも、麻人のを舐める時にするように、丹念に舌で愛撫した。
「酒のせいですかね。今日の友梨香さん、いつもよりエロい。……そのままくわえててくださいね」