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可愛いヒモの育て方。
第17章 媚薬漬け
洗濯物も二回目を干し終わり、三回目をまわす頃には、湯も溜まった。
私は早速入浴剤を持って浴室へと入った。ちなみに溜まっていた洗濯物は、三回まわしてちょうどなくなった。
「ピンク色とか、ちょっと卑猥」
入浴剤の色は、薄いピンク色。甘い香りがする。
うちのアパートの浴槽は、足を伸ばせるほど広くもないけど、入浴剤効果か、いつもよりも体の疲れが取れてる気がする。
肩まで浸かってリラックスしていると、ふいにいい案が浮かんだ。
今日の麻人はなんだか生意気だし、ちょっとした意地悪をしてやりたくなったのだ。
私はあれこれと悪知恵を働かせ、妄想しながらの入浴を楽しんだ。
「出たよー。麻人も先にお風呂入る?」
「ずいぶんのんびりでしたね」
「まあね。ちょっとぬるめかも。ぬるかったら沸かし直してね」
「はーい」
私は寝巻きがわりのスウェットに着替え、部屋へと戻った。夕食は作り終えたらしく、麻人は部屋でテレビを観ながらくつろいでいた。
私の姿を捉えるなり、着替えを持って脱衣所へと向かう。麻人が脱衣所に入るのを確認するなり、私は急いで引き出しを開け、塗るタイプの媚薬を取り出した。