この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
可愛いヒモの育て方。
第17章 媚薬漬け
本気で抵抗されては私の方がふり。私は麻人の両腕を掴み、膝の下に入れて挟んだ。
これで両手は使えない。かなり荒っぽい行動だけど、最近は、麻人も私にかなり強引なことをしてくるし、たまには逆もありかな、と思う。
「友梨香さん! 離して!」
「やーだ」
私はバッグの中にハンドタオルがあるのを思い出し、片手を伸ばして後部座席に放り投げておいたバッグを漁った。バッグと言っても、財布と、化粧ポーチとハンドタオルくらいしか入ってないけれど。
一瞬迷ったけれど、タオルもさっき新しいのを入れたばかりだし、それを使うことにした。
私はハンドタオルを丸め、うるさい麻人の口に突っ込んだ。
「んん、んう……っ」
こんなことをされるとは予想していなかったのか、麻人が目を見開く。
私もここまでするつもりはなかった。媚薬の効果が表れるまで時間稼ぎがしたかったのと、ちょっと焦らして煽ってやろうと思っただけなのに。
嫌がられると、ついつい酷いことをしていじめたくなってしまう。
私は両手で麻人の胸元をさすった。