この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
可愛いヒモの育て方。
第17章 媚薬漬け

「まだ、ダメ」
とっさに麻人の絶頂を引き留める。
麻人は体を小さく震わせ、大きく息を吸った。そんな麻人の両頬を挟み、とろんとした瞳を見つめる。
「もっとその顔……、見てたい」
麻人が目をみはる。その目はすぐに細められ、イタズラを思いついた子供のような笑みを浮かべた。
「なら、我慢大会しましょ? 先にイッた方が負け」
「何それ……、あん!」
再び腰に手を添えられ、揺さぶられる。下から強く突き上げられ、私の体は大きく弾んだ。
「ああ……っ!」
より深く中をえぐられ、その衝撃に視界が弾ける。
さらに何度か突かれ、また小刻みに揺らされる。それを繰り返され、えもいわれぬ快感が内側から込み上げてくる。
「あ、ああ……っ、もうダメっ」
麻人の頭にしがみつき、やめてと懇願した。
「そのままイッていいよ」
優しい声音で、悪魔の囁き。引きずり出されるような激しい快感にすぐにイキそうになったけど、麻人の誘惑に乗るのはどうしても嫌だった。だってまた、負ける。
このまま好き勝手に翻弄されるのには耐えられなくて、唇をきつく噛んで、どうにか絶頂の波をやりすごした。

