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可愛いヒモの育て方。
第18章 告白
十分後。私も麻人も部屋にいた。
「風呂場を覗いて鼻血って……。なんか漫画とかでありがちですよね」
「……ね。しかもたいていギャグシーンだよね」
本当に、何やってんだと自分でも思う。鼻に詰めたティッシュが、さらに間抜けさを強調している気がする。
「……変態。ド変態」
「……ごめんなさい。出来心でした」
「いつか捕まりますよ?」
「その時は手作りのカツ丼持って面会に来てね、麻人ぉ」
ちょっとだけ猫なで声でそう催促すると、麻人は私を睨んでくる。
だけど、さすがに自慰を覗かれるのは恥ずかしかったのか、動揺しながら慌てる麻人が見られてちょっと楽しかった。さらに怒られそうだから、口には出さないけど。
「てか珍しいね。二回もイッて満足できないって」
麻人が私とヤったあと、一人でしてるのは珍しい。
「媚薬のせいかな。なんか、おさまらなくて……」
私が服に塗ったあと、胸やアソコにも直接塗ってたもんなぁ。
「もう大丈夫なの?」
「うーん、多分」
なんだ、残念。麻人の自慰なら、いくらでも見ててあげるのに。