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可愛いヒモの育て方。
第18章 告白

 そもそも再販するほど売れるものなのか、そういうのって。

「ごめん……、いらない、かな」

 努めて明るく言ったつもりが、つい声がひきつってしまう。新商品を無理してタダで提供してくれようとする、彩乃の気持ちは嬉しいのだけど、そこまで本格的な緊縛を極める気なんてもちろんないわけで。
 そもそも、告ってそうそうそんなの見せたらさすがの麻人も引くでしょっていう。

「遠慮はいらないわ! ちょっと単価を安く入手できたの」
「いやいや遠慮ではなく……」

 そこまで言いかけた時。携帯電話の向こう側、彩乃、と呼ぶ声が聞こえた。

「あ、ごめんおばさんに呼ばれた。いい? ちゃんと麻人くんに告るのよ! それまでエッチ抜きだからね! じゃあまた」

 早口でそこまで言って、ぷつりと切られる。
 なんという横暴。というか、なんでいきなり。昨日マサルの件が片付いたばかりだと言うのに。
 だいたい、上手くいけばいいけれど、フラれたらエッチできなくなるじゃん。
 私はまた頭を抱えた。寝不足の頭じゃ、告白文句もまともに考えつかない。
 あっちが私をどう思ってるか、それもわからないのに。
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